光の伝播と「同時刻」の再構成シミュレーション
地球儀中心 \( O \) と赤道上の地表点 \( A \) から、同じ流れ星の運動を観測した場合の違いをアニメーションで確認しましょう。
異なる観測点に有限速度(光速 \( c \))で届く情報を逆算して構成される「同時刻の夜空(天球)」は、一致しません。
異なる観測点に有限速度(光速 \( c \))で届く情報を逆算して構成される「同時刻の夜空(天球)」は、一致しません。
流れ星と光の波紋(速度c)
Oの同時刻天球
Aの同時刻天球
アニメーションの解説
このシミュレーションでは、流れ星が左上から右下へ向かって直進し、一定間隔で光(球面波)を発射します。光は有限の速度 \( c \) で同心円状に広がります。
- 青い円:観測者O(地球中心)を中心とした半径の天球。光の波紋がこの中心Oに到達した瞬間、点Oが反応します。
- 緑の円:観測者A(地表点)を中心とした同じ半径の天球。Oから距離が離れているため、光を受信するタイミングが異なります。
もし、あらかじめ物理的に存在する「空間(球殻)」に光が張り付くのだとすれば、両者は同じ夜空を見るはずです。
しかし実際には、受け取った光線から過去を逆算して「同時刻の天球」を構成するため、OとAそれぞれにとっての過去の夜空(Vesica piscis のようなズレ)が別々に形成されることが幾何学的にわかります。